2025年8月21日
伝え残すべき声
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◆戦後80年。記者の祖父は、戦争で兄や叔父らを亡くした。生き延びて帰郷したものの、病に倒れ、自宅で看病を受けながら命尽きた叔父もいたと聞いている。実家には、祖父の叔父の一人が戦地から持ち帰った水筒がある。小学生の頃に学校の課題として取り上げたのだが、なんだか恐ろしくて、長く手に持っていられなかったのを覚えている。蔵に掲げられた祖父の兄や叔父らの顔写真は、沈黙したまま何も語らない。「戦争はだ...
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