増産と制裁の波紋

◆このほど、OPECプラスの構成国のうち有志8カ国が行ってきた自主減産の枠組みが終了することが決まった。サウジアラビアやアラブ首長国連邦（UAE)、ロシア、クウェートといった国々が開いたオンラインの会合で、9月から原油生産量を日量54万7000バレル増やすことで合意。背景には世界経済が堅調であることや、石油在庫が低水準にとどまっていて減産の縮小分を市場が吸収できるとの見通しがある。 ◆O...