“バラスト後”の修繕ヤード

◆世界の修繕ヤードは、今年９月までに多くの船がバラスト水処理装置の搭載期限を迎えることから、そのレトロフィット工事などで繁忙が続いている。上海のロックダウン（都市封鎖）こそ一旦解かれたが、コロナ禍に起因する中国の入港規制により、入渠できない船が世界中の修繕ヤードに回り、修繕用ドックの世界的なひっ迫状況はいまも続いている。少なくともバラスト装置のレトロフィット需要が落ち着くとみられる秋までは...