ドライ市況、「後半上昇説」の行方

◆ドライバルク市場で、久しぶりに全ての関係者の予想が一致した。ドライ市況が今年後半から上昇するという見方だ。本紙でも何度か紹介したこの説をおさらいすると、2020年に始まるＩＭＯ（国際海事機関）の硫黄酸化物（ＳＯｘ）排出規制で、スクラバー搭載工事のためにドック入りする船舶が大型船を中心に年後半から増加するため、稼働船腹が一時的に減少するというのがまず１つ。また、従来の燃料油よりも高額な規制...