海事産業

    2025年11月11日

    《連載》JAMSTEC、海事産業への期待<下>、国内の造船・海運と連携

    ■期待と課題  海洋研究開発機構(JAMSTEC)と海事産業の関わりは深い。まずは造船所。“ちきゅう”は全体の取りまとめと艤装を三菱重工業(艤装は香焼続き

    2025年11月10日

    《連載》JAMSTEC、海事産業への期待<上>、深海調査能力強化へ新造船構想

     総合的な海洋の調査・研究を担う国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)は日本の海運会社や造船所と連携して、海洋調査能力の強化を図る。現在、調査船・研究船は6隻体制で、来続き

    2025年10月3日

    ウェザーニューズ、航海気象サービスにAIエンジン搭載、新機能の提供開始

     気象情報会社ウェザーニューズは2日、最適な航路選定を支援する統合型航海気象サービス「SeaNavigator」にAIエンジンを搭載し、新機能の提供を開始したと発表した。新たに、気続き

    2025年9月25日

    《シリーズ》海事産業とAI、三井E&S、船体汚損管理で燃料・CO2減、新サービス「FALCONs」を展開

     三井E&Sは、船体汚損による推進性能への影響と、洗浄による改善を定量的に把握・予測できるサービス「FALCONs(ファルコン サービス)」を展開している。船体やプロペラの続き

    2025年9月24日

    <海事産業とAI>、日本郵船・MTI・グリッド、自動車船AI配船システム本格導入、10分で数百万通り試算

     日本郵船、MTI、グリッドの3社は22日、自動車専用船の配船計画をAIで自動化・最適化するシステムを共同開発し、今年7月から日本郵船で本格運用を開始したと発表した。同システムは、続き

    2025年9月11日

    《シリーズ》海事産業とAI、コンテナ海運・港湾、暗黙知依存を脱却、需要予測や計画最適化で活用

     コンテナ海運や港湾の領域でも、多岐にわたる業務で人工知能(AI)技術の活用が進む。海運全般で利用されている「計画業務」に加え、コンテナ物流の需要予測や、バックオフィス業務の負担軽続き

    2025年9月8日

    《シリーズ》海事産業とAI、造船所、設計や計画など工数削減に期待、着手小局でもコスト減に直結

     造船業では、人工知能(AI)、生成AI技術の活用による効果に大きな期待がかかる。造船は、1隻に要する設計・建造の工数が膨大で、扱う部品点数が数十万~数百万に及び、一方ではこの管理続き

    2025年9月3日

    <海事産業とAI>HD現代とSK海運、気化ガス量予測し分配最適化、LNG船向けAIシステム共同開発へ

     韓国造船大手のHD現代は8日31日、SK海運と共同で人工知能(AI)を活用したLNG船用オペレーションソリューションを開発すると発表した。AIがカーゴタンク内で気化するボイルオフ続き

    2025年9月1日

    《シリーズ》海事産業とAI、海運会社、計画・安全・市況予測でAI活用、業務効率化などで効果

     海運会社による人工知能(AI)、生成AI技術の活用が進み出している。現在の利用の中心は「計画業務」。多様な要素、変数を加味して策定する配船や運航、船員配乗などの計画作りでAIを活続き

    2025年6月24日

    《連載》ノルウェー海事産業<下>、洋上風力関連が成長分野に、海事環境技術にも強み

     ノルウェー海事産業が2010年代に相次ぎ参入した洋上石油・ガス開発向けオフショア支援船事業は、歴史的な低迷局面を経験した。今から約8年前の2017年に開催された「ノルシッピング2続き

    2025年6月23日

    《連載》ノルウェー海事産業<上>、特殊船とオフショア船が両輪、バルカーなど伝統海運は低調

     ノルウェーの海事産業では洋上風力発電関連の船舶需要が成長分野として浮上している。バルカー・タンカー・コンテナ船といった伝統的な海運業は縮小していったが、特殊船では今でも世界の中で続き

    2024年12月19日

    第10回シンガポール日系海事産業セミナー、座談会「シンガポール拠点の将来性 コスト高・人手不足を克服できるのか?」

     シンガポールで事業展開する企業に「シンガポール拠点の将来性、コスト高・人手不足を克服できるのか?」をテーマに意見を交わしてもらった。金融サービスを展開するスプリングライナーの饗場続き

    2024年12月18日

    《講演》第10回シンガポール日系海事産業セミナー、川崎汽船常務執行役員、ケイライン・マリン&エナジーCEO 藤丸明寛氏、「事故再発防止への取り組み」

     ▼事故防止策を考える上でベースとなる提言が3つある。「人は間違いを犯す・エラーを起こす存在である」「ヒューマンエラーとは原因ではなく結果である」「不注意を原因とすれば、対策は次か続き

    2024年12月17日

    《講演》第10回シンガポール日系海事産業セミナー、商船三井理事、東南アジア・大洋州地域コーポレート機能統括 牧英佑氏、「商船三井グループのシンガポール・東南アジアにおける地域戦略」

     ▼世界の大手海運会社は2021〜22年度に巨額の利益を上げてから立ち位置が大きく変化している。各社はどこへ向かおうとしているのか。商船三井を例に示したい。カギとなるコンセプトは商続き

    2024年2月28日

    《連載》海事産業と中国⑨、就航船は寄港と修繕で依存度高く無料

     船が就航した後に必要になる船舶管理の分野で日本と中国の関係を見ると、船舶の寄港地、船員供給源、修繕地の主に3点が浮かび上がる。特に中国との関係が深いのが、大荷主国ゆえの寄港と修繕続き

    2024年2月16日

    《連載》海事産業と中国⑧、自動車船、輸出国首位交代がもたらす構造変化、船腹調達・船型などに影響か無料

     中国の自動車輸出台数が2023年に日本を抜いて世界1位になった。自動車船事業はこれまで最大マーケットの日本に寄るところが大きかったが、中国の影響力がここ数年で一気に高まったことで続き

    2024年2月13日

    《連載》海事産業と中国⑦、あらゆるエネルギーで大需要国に、輸送需要が多様化、輸入国から輸出国にも無料

     エネルギー輸送船の需要や市況にとって中国は大きなプラス要因にもマイナス要因にもなる。それだけ、この分野でも中国の存在感が高まっていることを示す。原油、石油製品、化学品、天然ガスま続き

    2024年2月9日

    《連載》海事産業と中国⑥、ドライバルク、巨大市場の脱炭素戦略に注目、量拡大から質転換へ無料

     中国は鉄鉱石をはじめとする輸入貨物の拡大で20年近くドライバルク市場を引っ張ってきた。中国の鉄鉱石輸入量が頭打ちになるなどこれまでのような量的拡大は見込めない中、今後は質的転換に続き

    2024年2月2日

    《連載》海事産業と中国⑤、川崎汽船・明珍幸一社長、成長3事業をバランス良く強化無料

     中国事業の展開方針について川崎汽船の明珍幸一社長は、ボーキサイトやLNG、電気自動車(EV)の輸送需要の高まりを踏まえ、「川崎汽船の成長を牽引する3事業(鉄鋼原料、自動車船、LN続き

    2024年1月31日

    《連載》海事産業と中国④、日本郵船・曽我貴也社長、LNG強化、自動車・ドライなど安定無料

     日本郵船の曽我貴也社長は中国の海運業への影響力について「今後もあらゆる船種で注目すべき国になる」との見方を示した。同社グループの中国での事業展開では、「これまで積極的に展開してき続き