世界を覆う自国主義

    2020年9月8日

    《連載》世界を覆う自国主義、他国製品ブロックに拍車の可能性も、舶用機器の国産化政策が進展

     舶用業界においては、以前から中国と韓国が「舶用製品の国産化」を政府方針として掲げ、着実に国産化比率を高めている。大手造船や重工グループが主要な舶用機器類を手中に収めて開発を進める続き

    2020年9月2日

    《連載》世界を覆う自国主義⑦、中国モデルの「自国建造」広がる、新興・資源国だけでなく先進国にも

     「自国の資源・物資を輸送する船は、自国の造船所で建造するべし」―。こうした自国建造主義が10年以上前から、新興国と資源国を中心に強まっている。主要造船所らは、新興国による資源輸送続き

    2020年9月1日

    《連載》世界を覆う自国主義⑥、国際連携で海運自由の価値観共有、自国船優先政策、海運業育成支援も抑止力

     自国発着の貨物の全てもしくは一部の輸送を自国船に限定する自国船優先政策(貨物留保政策)は、自国の海運業を育成したい発展途上国などでこれまでに何度も見られ、日本を含む海運国はその都続き

    2020年8月31日

    《連載》世界を覆う自国主義⑤、韓国海運業界、HMM中心に政府主導で再建、韓進破綻から丸4年

     ちょうど4年前となる2016年8月31日、韓進海運が法定管理の申請を決定し、経営破綻した。韓国最大手コンテナ船社だった同社の破綻後、韓国政府はさまざまな手段を講じ自国の海運産業再続き

    2020年8月27日

    《連載》世界を覆う自国主義④、コンテナ船、再編で支援規模も拡大、コロナ禍で再び政府救済の兆し

     コンテナ船業界における「自国優先主義」の歴史は長い。だが淘汰が進み、個々の船社の規模が大きくなるにつれて、自国船社に対する支援の規模や範囲は近年、急速に拡大してきた。昨今のコロナ続き

    2020年8月26日

    《連載》世界を覆う自国主義③、自国海運起用の流れ続く、ドライバルク長期契約、新たな海外営業戦略模索

     邦船オペレーターのドライバルク部門はマーケットの変動に左右されない安定収益の拡大を重点課題に掲げ、長期契約の積み上げを目指している。国内の需要が頭打ちのため、いきおい海外市場がタ続き

    2020年8月25日

    《連載》世界を覆う自国主義②、元凶の造船支援、解決見えず、コロナと受注減で救済策加速か

     「海事産業全体が、これだけ長きにわたり利益を上げられずにいる。その元凶の1つが、政府の自国造船業への支援にあることは間違いない」(商社関係者)。リーマンショック以降の10年以上に続き

    2020年8月24日

    《新連載》世界を覆う自国主義①、知恵と工夫で参入可能、邦船社のLNG船・海洋事業

     コロナ禍によって自国優先主義が加速しそうだ。世界を相手にビジネスをする海事産業にも大きな影響を与えかねない。邦船社が成長分野と位置付けるLNG船、海洋事業の主戦場は海外、中でも自続き

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