マーケットを読む!

    2025年10月16日

    《連載》マーケットを読む!⑳<ハンディサイズ>、乾汽船 岩原知行執行役員、30年以降の解撤需要急増に懸念

     ― 今年これまでのハンディサイズ市況を振り返ってどう見ているか。  「今年はトランプ関税に振り回された年と言える。年初は中国の旧正月を背景に軟化、3月より市況回復。これが例年の続き

    2025年10月10日

    《連載》マーケットを読む!⑲<自動車船>、マリントレーダー 徳田斉周社長/長野伸彦取締役自動車船グループ部長/篠原祥自動車船グループ副部長、用船先未定の新造発注残が40隻強

     ― 自動車船の用船マーケットのこの1年の動きは。  「用船料は昨年前半ごろにピークを迎え、その後徐々に下がってきている。ただ、最近は下げ幅が緩やかになっている。一方で、これまで続き

    2025年10月9日

    《連載》マーケットを読む!⑱<VLCC、プロダクト船>、商船三井 渡辺大輔カーボンソリューション事業群タンカー事業第一ユニット長、新造船増も、長期的に供給タイト

     ― VLCC市況の今年これまでの振り返りを伺いたい。  「総じて堅調だった。年初に米国の制裁措置により船腹需給が引き締まったことや、6月に中東情勢の緊張に伴うホルムズ海峡の通航続き

    2025年10月8日

    《連載》マーケットを読む!⑰<VLGC・VLAC・LCO2船>、川崎汽船 七尾丈太液化ガスグループ長、拡大するマーケットと市況構造に注目

     ― 大型LPG船(VLGC)市況をどうみているか。  「今年は需給バランスが懸念されていたが、堅調に推移してきた。紅海情勢の悪化によるトンマイルの延伸やパナマ運河の混雑を背景に続き

    2025年10月7日

    《連載》マーケットを読む!⑯<プロダクト船>、NYKバルクシップアジア・大隈正紀マネージングダイレクター、発注残6割が中国建造、影響注視

     ― 今年これまでのプロダクト船市況をどう見ているか。  「MR型プロダクト船の足元までの日建て平均用船料は約2万ドルとなっている。地政学的リスクによる市況への影響は全体隻数が多続き

    2025年10月6日

    《連載》マーケットを読む!⑮<ケープサイズ>、川崎汽船 三上武志執行役員、ギニア鉱が中・印の国内鉱などを代替

     ― 今年これまでのケープサイズ市況をどう見ているか。  「今年は米トランプ政権の政策による影響が懸念される中でスタートした。ただケープサイズで言えば関税の影響は限定的で、これま続き

    2025年10月3日

    《連載》マーケットを読む!⑭<ケミカル船>、MOLケミカルタンカーズ 韓鳳植ダイレクター、米関税動向が市況左右

     ― 今年これまでのケミカル船市況の振り返りを伺いたい。  「年初はそれほど悪くなかった。しかし、ウクライナ・ロシア情勢は依然不安定であり、その後も中東情勢が悪化する中で4月には続き

    2025年10月1日

    《連載》マーケットを読む!⑬<中小型バルカー>、飯野海運 竹田篤執行役員、ギア付き汎用船型のニーズ高まる

     ― この1年間の中小型バルカー市況を振り返って、どう見ているか。  「昨年の前半は好調だったが、後半に減速感が非常に強くなった。今年に入っても旧正月明けの回復が期待よりも弱いも続き

    2025年9月30日

    《連載》マーケットを読む!⑫、日本郵船 中野健志LNGグループ長、米国産LNGの行方がトンマイル左右

     ― LNG船市場で今年気になる動きは。  「LNG船の建造工程が予定通り進んでいるのに対して、北米のLNGプロジェクトは建設コストの上昇や許認可の遅れなどで立ち上がりが遅延して続き

    2025年9月29日

    《連載》マーケットを読む⑪<自動車船>、川崎汽船 丸山隆司自動車船事業グループ長、船腹需給は26年にバランスへ

     ― 自動車船の船腹需給の推移は。  「米国関税の荷動きへの影響が今年の最大の関心事だ。自動車船の船腹需給は2023~24年に非常に逼迫したが、新造船の竣工量が今年ピークに達する続き

    2025年9月26日

    《連載》マーケットを読む!⑩<LNG船>、川崎汽船 村山拓二LNGグループ長、当面低迷も29~30年に向け先高

     ― LNG船市況の状況は。  「スポット市況は昨年の夏秋以降に急落し、今年も年初から低迷している。中東情勢が緊迫化した6月は一時回復したが、事態が落ち着くとともに、凪いだ状況に続き

    2025年9月24日

    マーケットを読む!⑨<LNG船>、商船三井 松永康男LNG・エタン第一ユニット長、IMO規制次第でDFDE船退出促進

     ― LNG船市況が低調だが、昨年との比較でどうか。  「新鋭船の期間1カ月未満のスポット用船市況は、年初は日建て2万ドル台から始まり、足元(9月初旬時点)は大西洋が4万ドル強、続き

    2025年9月22日

    《連載》マーケットを読む!⑧<近海船>、NSユナイテッド海運 入江徹也執行役員・菅井正樹執行役員、竣工隻数は数年先まで大幅スローダウン

     ― この1年の近海船市況を振り返ってどうだったか。  「昨年今ごろの近海船のスポット用船市況は、中国発着貨物に船腹が奪われ、船腹不足による市況の押し上げ効果に加えて、今年も足元続き

    2025年9月18日

    《連載》マーケットを読む⑦<ケミカル船>、イーストポート・マリタイム ストラテジスト アンドリュー・シプリー氏、経済減速と船腹増加の影響大

     ― ケミカル船市況をどう見ているか。  「大型船型では持ち直しもみられるが、全体的に軟化傾向にある。大きな要因は2つあり、まず1つは世界経済の減速だ。国際通貨基金(IMF)をは続き

    2025年9月17日

    《連載》マーケットを読む!⑥<ハンディバルカー>、NSユナイテッド海運 佐藤義則執行役員、中東・インド・アフリカトレードに期待

     ― 今年これまでのハンディバルカー(ハンディマックス/ハンディサイズ)市況を振り返ってどうか。  「今年はパナマ運河の通航再開によってトンマイルの伸長効果がなくなり市況は軟化し続き

    2025年9月16日

    《連載》マーケットを読む!⑤<VLCC>、明和インターナショナル 長谷部清執行役員、新造船増で、高齢船淘汰へ

     ― 今年これまでのVLCC市況をどう見ているか。  「年初はワールドスケール(WS)40台という低水準で始まったが、総じて堅調に推移している。年初の米国の制裁強化によりWS70続き

    2025年9月12日

    《連載》マーケットを読む!④<ケープサイズ>、NSユナイテッド海運 小野雄士執行役員、船質重視の流れが追い風に

     ― 今年これまでの市況を振り返ってどうだったか。  「年初はオーストラリアを襲った台風の影響もあって軟化して始まったが、6月ごろから、大手資源メジャーの会計年度末に向けた駆け込続き

    2025年9月9日

    《連載》マーケットを読む!③<VLCC、プロダクト船>、東神インターナショナル 森本記通社長、高齢船退出で先高観、インド動向注目

     ― 今年これまでのVLCC市況をどう見ているか。  「中東―中国航路の足元までの平均ワールドスケール(WS)は60切れとなっている。年初はWS40台に低迷していたが、米バイデン続き

    2025年9月5日

    《連載》マーケットを読む!②<中小型バルカー>、川崎汽船 斉薇薇バルクキャリアグループ長、米・中の穀物トレード変化注視

     ― 昨年から今年にかけての中小型バルカー市況を振り返ってどう見ているか。  「昨年後半は中国のトウモロコシや小麦の輸入が大きく減少したことなどを背景に、市況が軟化した。今年も1続き

    2025年9月3日

    《連載》マーケットを読む!①<自動車船>、商船三井 小杉賢嗣執行役員、船腹タイト継続、中国出し需要で

     ― 自動車船マーケットについて、今年これまでの動きは。  「トランプ関税の影響は、今年度上半期は米国向けについてはメーカーによって多少変動があったが、他の仕向地などへの振り替え続き