2025年7月30日無料公開記事
シンガポール2025
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今年、建国60周年を迎えたシンガポール。その歴史は海事産業抜きには語れない。
建国以来、東西交易の中継地という地理的な優位性を生かして、貿易港として大きく成長した。
海事関連企業の誘致も積極的に進め、世界有数の海事センターへと発展した。
日本の船主や船社は長年、この地で事業展開をしてきた。近年はコスト高などの課題が表面化しているが、シンガポールの重要性はゆるぎない。
日本の船主や船社がシンガポールを成長戦略にどう組み入れるのか。最新の取り組みを追った。
〈目次〉
海事国家の60年とこれから
商船三井、「シンガポール準本社」設置
海運6社の全体最適追求、BCP対応も
MOL(アジア・オセアニア)
MOLケミカルタンカーズ
MOLオーシャンバルク
MOLエナージア/MOLエンシャン
MOLトレジャリー・マネージメント
創立30周年、強固な経営基盤で船主業を展開
クミアイ・ナビゲーション
エネルギー船事業で役割拡大、ガス船自営化
日本郵船グループ NYKバルクシップアジア
海運業を肉付け、中小型バルカーの配船拡大
川崎汽船グループ KLPL
熱狂の海事スタートアップ・ハブ