乗組員の当事者意識につなげる

遠藤　充 氏
商船三井執行役員

　―　海上勤務をはじめ、船舶管理や人事部などさまざまな部門を経験してきました。特に記憶に残っている出来事は。 　「2006年に鹿島沖で発生した大型鉱石船の座礁事故です。当時は船舶管理部門でスーパーバイジング業務を担当していました。事故があった船は私の直接の担当ではありませんでしたが、船舶管理会社から事故の連絡を受けたのが私でした。翌日に現場に向かい事故の様子を目にした時、船乗りとして当社...