《連載》次代への戦訓
海運事業終了、会社更生から10年で幕
三光汽船・田端仁一社長①

　不定期船オペレーターの三光汽船（東京都港区）は、今月中に一部役職員を除き大半の役職員が退職して海運事業を終了することになった。同社は2012年に会社更生法の適用を申請し、14年に更生手続終結決定を受けて通常の株式会社に復帰。18年には新造船の発注を再開した。船隊を縮小しつつ黒字経営を続けてきたが、管財人から社長に就任した田端仁一氏の後継経営者の問題や環境対応を含む現在の難しい投資環境など...