2020年5月26日Maritime Law 海事法務解説

《連載》Maritime Law 海事法務解説③
用船料減額要請への船主の対応(3)
TMI総合法律事務所 長田旬平弁護士

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■船主として提示可能な条件  仮に減額要請に応じるとしても、船主の立場としては、要請をそのまま受け入れるか受け入れないかの二者択一ではない。用船者側も最初に提示した条件のままで船主が応諾することはないと考えて余裕を持った条件提示をしてきている可能性が高いため、減額率をめぐってできる限りの交渉を行うべきである。  減額率の点だけでなく、その他にも条件として用船者に提示可能なことはいくつかあ...

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