2025年4月22日無料公開記事
LNG燃料RORO船に搭載
カシワテックが代理店のカメラシステム、国内初採用
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カシワテックが総代理店を務める、韓国のアルゲス・マリン製のカメラシステムが、1月に就航したトヨフジ海運のLNG燃料RORO船“TRANS HARMONY GREEN”に搭載された。国内向けで初の採用となる。同システムの搭載で船内の監視体制を強化し、安全航行を支援する。
今回設置されたカメラシステムは、自動車艙内監視用と本船周囲監視用の2種類。艙内監視用は、艙内火災時に泡消火装置が作動した後の状況を監視する役割を担う。周囲監視カメラは、モニタリングシステム「シップ・サラウンド・モニタリング・システム」を通じて、本船周囲360度を一画面で確認できる。これらのシステムの設置で、安全な航行を支援する。
シップ・サラウンド・モニタリング・システムは、左右舷に1台ずつ設置されたカメラユニットで撮影した映像をコンピューターで処理し、ブリッジで常時監視ができる。
カシワテックは2023年11月にアルゲス・マリンと日本総代理店契約を結び、営業活動を行っている。同社製品・サービスの提供で、乗組員の負担軽減を図るとともに、カシワテックの消火装置をより効果的に作動させることで、安全航行を支援する。