《連載》三菱重工、140年目の使命③
複雑化する課題、総合力で解決
三菱造船・上田伸社長

　創業以来の140年で、三菱重工業の造船事業が海事産業の中で果たしてきた役割は何か。三菱造船の上田伸社長は「グループの総合技術を活用し、最先端のエンジニアリングを基盤に、世の中が求める製品やサービスを提供すること」と整理する。その時代ごとに求められる船舶・製品は変わってきたが、特に今後は日本造船業が人手不足に直面する一方で船舶が高度化・複雑化するという課題があるため、国内の他造船所へのエン...