2024年5月30日
「通貨安効果なければ赤字も」
造船業、船価上回るコスト増で実質採算なお厳しく
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造船業の業績が回復傾向にあるが、最大の増益要因である通貨安の効果をはぎ取ると、実質的な採算は厳しい状況が続いているようだ。新造船価が上昇しているものの、鋼材や人件費などのコストアップがこれを上回っており、「為替の影響のない船は赤字採算」(造船経営者)という例もある。造船所が安定収益を確保するには、もう一段の船価改善が必須となる。
日本は上場造船所の2024年3月期決算で過去最高益...
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