底打ちで23年は6000万トンに回復
世界の新造船建造量、中国がシェア５割

　世界の新造船建造量が底を打ったようだ。ＩＨＳマークイットの新造船データに基づく統計（旧ロイド統計）の速報値によると、2023年１〜12月の世界の新造船竣工量は2262隻・6063万総トン（3329万ＣＧＴ）で、前年比（総トンベース、以下同）21％増となった。人手不足などの問題や受注と操業回復とのタイムラグもあり、コロナ禍以前の水準にはまだ戻っていないが、2021年以降の新造船の発注回復な...