垂直的な協業で技術開発加速
日立造船、今治造船と連携でエンジン競争力を強化

　日立造船が舶用ディーゼルエンジン事業を分社化し、分社化後の会社に今治造船の出資を受けることが決まった。この背景には、脱炭素化の流れが加速する中、造船所とエンジンメーカーという「垂直的な協業」で、業界ニーズに即した実用的な技術開発に対応しようとの狙いがある。従来のエンジンの技術イノベーションではエンジンメーカー単独での対応が可能だったが、将来的な新燃料エンジンへの対応では船の機関室や燃料タ...