新造船商況この１年／成約一覧（上）
バルカーやメガコンテナ船で発注再開

　バルカーを主体に新造商談が進んだ今年の新造船市場。特にパナマックス・バルカーを中心とした中型船型の成約が増え、中国造船所が安値で受注を重ねたほか、日本の専業造船所も一部受注を進めた。タンカーは韓国造船所大手がＶＬＣＣを受注したほか、邦船社向けのリプレース商談はあったが、総じて商談は低迷した。また、途絶えていたメガコンテナ船でも発注が再開し、そのうち中国建造の９隻に大型コンテナ船として初め...