2013年4月10日

減速運航のリスクは制御可能
日本郵船、船主の取り組みを支援

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 「われわれは今年、減速運航をもう一段進める」―。日本郵船の工藤泰三社長は今年の初めにこう宣言した。郵船では年間約600万トンの船舶燃料を消費しており、バンカー価格がトン当たり650ドルとすると、燃料費は年間3000数百億円にのぼる。これを1割でも減らせれば300億円損益を押し上げられる。厳しい海運マーケットがまだしばらく続く見通しの中、まだ取り組む余地がある業績改善策として、燃料費の削減...