2022年11月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>
32年ぶり円安、造船業の恩恵は
業績回復に差、受注活動は限定的

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 1ドル=150円台の記録的な円安が到来したが、日本の造船所では過去の円安時ほどには、まだ目立った効果が表れていない。業績面では、鋼材価格高騰による苦境が円安で若干緩和されるとの期待もある一方、為替感応度は会社によって異なる。新造船受注の面でも、やはり鋼材価格の不透明さなどがネックとなり、円安を生かした積極営業には動きにくい状況だ。 為替感応度に温度差  司会 1ドル=15...