記者座談会／造船この１カ月
国内工場、外航船撤退後の新体制
内航・修繕を軸とした造船再編

　11月には、三井Ｅ＆Ｓホールディングスによる四国ドックの売却、常石造船による神田造船所の修繕事業取得、三菱重工グループ内での事業承継が、それぞれ明らかになった。いずれも、国内工場での外航船建造を主体としたビジネスの見直しが背景にあり、事業の撤退・縮小後の体制を整えるものだ。昨年から続く造船再編では、「内航船」「修繕事業」「エンジニアリング」に転換して事業を強化しようとの方向性も強くなって...