2019年12月11日

記者座談会/この1年【ドライバルク】
ダム事故で前半低迷も後半高騰
資源メジャーが安全基準強化

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 今年のドライバルク市況は、前年からの緩やかな回復基調が続くとの予想に反し波乱の展開だった。前半はブラジルでの鉱山ダム決壊事故などによって極度に低迷。後半はブラジルからの鉄鉱石出荷の回復や、硫黄酸化物(SOx)スクラバー搭載工事による船腹供給の減少などで高騰し、ケープサイズが一時4万ドルに迫まった。長期契約商談は、マーケットがまだ本格的に回復していないことや契約の短期化志向が強まっているこ...