2014年7月11日
(110)命の恩人
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松成博茂さんはわが国コンテナリゼーションの旗手役を果たした人物だが、その詳細に触れる前に氏の少年期、青年期を紹介しておきたい。
氏は1927年(昭和2年)、塩飽諸島の本島で生を享けた。「海を統べる民」(本連載前回参照)の末裔だった。少年期の日々を送ったのは広島県呉市。呉は日本帝国海軍呉鎮守府と呉海軍工廠を擁する街だった。「父が海軍工廠に勤めていたため私は呉で育てられた」と松成さん。
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