2014年6月13日
(106)海運王
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逸材を輩出した点で明治はまさに特異な時代であった。それは何やらタンポポの旅立ちに似ている。種子を抱えた綿毛が維新の強風を受けて大挙、空に舞い上がり、やがて新天地に降り、根付き、いっせいに開花したという感じだ。
わが国海運界もこの時代に“3大船成金”の登場を見ている。山下亀三郎、勝田銀次郎、内田信也の3氏である。山下1867年(慶応3年)、勝田1873年(明治6年)、内田1880年(明治...
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