2014年5月9日
(101)相寄る魂
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山縣勝見氏は、東京海上会長で三菱グループの大立者だった各務鎌吉氏の理解、支援を得て辰馬海上(興亜火災の前身)の経営立て直しに成功した。この再建劇は東京帝大を卒業、辰馬海上に入社してからまだ5年足らず、弱冠28歳の外国課長が起こした行動であり、離れ業だった。勝見さんは当時の出来事を終生忘れず、各務氏を「心の師」と仰ぎ続けた。
それにしても、と思うことがある。各務氏は1868年(明治元年)...
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