2013年8月23日
(70)慧眼と決断の人
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乾豊彦さんは中京財界の大立者、高橋彦次郎氏の第9子、7男として1907年(明治40年)1月28日、名古屋で生まれた。
就職難だった1930年(昭和5年)、豊彦氏は三井物産に入社する。その顛末を聞いたことがある。当時、学生の間で人気が高かったのは日本銀行と三井物産。氏は「実力で物産の試験に受かるわけがない」と思っていた。ところが「長兄が言うとおり物産名古屋支店で試験を受けたら合格していた...
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