1. コラム

2012年2月29日

④天の声

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 有吉義弥さんは戦後・日本郵船の再建に尽力し、その後の成長の礎を築いた。名門企業としての風格を高めたという点でも功績大だった。これに対して菊地庄次郎さんは海運企業のあり様を深く考察し、戦略的な行動を追求した人である。郵船の現代経営は両氏によってオリジンがつくられ、今に引き継がれてきたとの印象を受ける。  さて、その菊地さんだが、正直に言うと記者は大の苦手としていた。第一、とっつきにくい。社...