2012年2月1日
『四海茫々』
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(はじめに)
海事記者の職に就いてから40年がとうに過ぎた。この機会に来し方を振り返り、心に残る人物や出来事のあれこれを書き留めておこうと思い立った。評論の類いを物にする気はないし、できるはずもない。お世話になった方々との交流を思い起こし、昔話に花を咲かせたいと考えた次第。
唐のある詩人は「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」(井伏鱒二訳)と詠んだ。何やら潔いが、その前段に「...
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