1. コラム

2025年6月12日

新事業は生みの苦しみを経て

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◆海運業界の至るところで今、生みの苦しみがあるのだろう。日本の主要海運各社は表現こそ違っても既存事業を深く掘り、新規事業を将来の成長の糧とする両利きの経営を進めている。その中で新規事業の展開は2000年代のオイル&ガスの海洋事業進出以来の盛り上がりを感じる。これは既存事業の深化に位置づけられるのだろうが、環境対応や人手不足などを背景にした新燃料船、自律運航技術という船舶分野から、いわゆる新...