アジアで底堅い一般炭需要

◆2050年までのネットゼロが世界的な指標として広がる中、石炭、特に足元での需要が増加している一般炭に対する風当たりが強まっている。国際エネルギー機関（ＩＥＡ）のファティ・ビロル事務局長は今月発表した報告書の中で「世界の石炭消費の95％以上は、ネットゼロを約束した国で行われている」と指摘する。報告書では、このまま何もしなければ、石炭を使用する既存設備からの温室効果ガス排出だけで、産業革命前...