1. コラム

2020年6月8日

船腹調整の今後のありかた

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◆需要急減にもかかわらず、コンテナ運賃水準が前年同期を上回るという奇妙な状況が続いている。輸送需要は4月以降、おおむね2割減といわれており、この状況はまだ当面続くとされている。一方で代表的な東西航路の運賃の推移を見ると、むしろ需要が減少してきた3月以降、前年同期を上回るという展開が続いている。需要が少なくなれば、貨物を求めて運賃競争を繰り広げることの多かったコンテナ船産業の歴史を考えれば、...