環境対応と費用のバランス

◆「当社は環境保全先進企業を標榜しており、輸送船の調達も環境に最大限配慮した形で行う」（国内ドライ荷主Ａ）「当社は全社的に環境対応を強化している。この中で輸送についても、環境負荷が低い持続可能な方法を模索していかなければならない」（国内ドライ荷主Ｂ）―。2020年に始まるＳＯｘ（硫黄酸化物）全海域規制への対応を複数の荷主に聞く中で、ほぼ同じ趣旨の発言があった。 ◆これらのセリフの後にはいず...